ひでシスのめもちょ

今度は箱根登山鉄道に乗ってみたいと思っています

資本家が剰余を労働者から搾取する行為の正当性のなさ

今晩は、資本家が剰余を労働者から搾取する行為の正当性のなさについて。
「資本家が労働者から剰余を搾取する行為が正当である」と主張されるときには、往々にして以下の3つの理由が提示されます。

  1. 企業における価値増殖は資本家自身の労働に因るものだ
  2. 資本家は自己資本を投入したのだからそれに対するリターンを得る権利がある
  3. 先見性のある資本家のよりよい技術選択が価値増殖を促進しているので、資本家の先見性は増殖した価値の権原となる

これらについて一つ一つ検討してみましょう。

 

企業における価値増殖は資本家自身の労働に因るものだ

価値増殖をもたらすのは労働です。たしかに資本家の労働も価値増殖をもたらします。しかしもちろん労働者も資本家の下で労働しているのです(労働者を雇わず社長のみが働く個人事業主を除いて)。
したがって「すべての価値増殖分=剰余の原因は専一的に資本家の労働にある」という主張は誤っています

 

資本家は自己資本を投入したのだからそれに対するリターンを得る権利がある

仮に資本家が自己資本にて生産を開始したとしましょう。しかし、もう次期において彼の増殖した資本の増殖分は労働者から搾取によって成り立っています。これを繰り返した結果、彼の資本はいつの間にかほとんどすべてが労働者からの搾取分となってしまうのです。
もはや資本家の自己資本分は限りなく薄まってしまったのに、どうして全ての剰余価値が資本家に属するものだといえるのでしょうか。

 

先見性のある資本家のよりよい技術選択が価値増殖を促進しているので、資本家の先見性は増殖した価値の権原となる

資本家が技術を選択し結果的に成功した場合、彼は「私に先見の明があった」とうそぶきます。しかし、その背後ではまた同数に近い資本家が技術を誤って(運悪く)選択し、倒産や減収を迎えているのです。彼らは社会に負担をかけています。その意味においては、技術選択という行為そのものは道徳的に中立といえるのではないでしょうか。

なお、全体的に見たときに、資本家が技術を選択し最終的には全体の生産量が向上するのは事実です。しかしこの生産量向上はなにも“先見の明のある資本家が賢く技術を選択した結果”ではなく、資本主義生産様式下において資本家が特別剰余価値を求めた結果必然的に起こる現象なのです。

この資本主義生産様式の現象と各資本家の行為と結果を混同している意見がいたるところで散見されます。

 
これらから導き出される必然の帰結として、資本主義生産様式下における人間のモノ化があります。

資本主義生産様式下における人間のモノ化

ある少女は小女子喫茶で働いていました。文字通り小女子――小さく縮めた女性――がメイドの格好をして働く喫茶店です。働くといってもコーヒや紅茶を淹れたりだとか運んだりなどはできないですから、基本的にテーブルの上での給仕が主になります。お客さんの言う通りに紅茶に砂糖を入れたり、ケーキをスプーンで掬って口へ差し出したりなどが基本的な仕事でしょうか。身長はだいたい15cmぐらいに縮められるので、ほんの一口分のケーキを切って運ぶことさえ重労働になります。
かの少女が主に従事していたのはミルク係で、名の通りミルクを珈琲や紅茶に入れるものでした。ミルクといっても脱脂粉乳と界面活性剤と植物油で作ったフレッシュではありません。彼女自身のおっぱいから絞り出す、出来立てでフレッシュなミルクです。彼女のおっぱいは濃厚な味がするらしくて、カフェの中でも人気でした。

彼女は自分のおっぱいに手を添えて、キュ、キュ、と乳を絞りだします。宇宙みたいに真っ黒だったコーヒーに、ビュ、ビュ、と彼女の白い乳が注がれて、次第に茶色になっていきます。その様は生命の誕生を見ているかのようでした。
すると注いでいる途中で乳が切れてしまいました。今日はもう3人に給仕したからでしょうか。お客さんにはこれで終わりにしてもらうか、それか牛乳で我慢してもらおう、と彼女は思いました。

「ご主人様~。おっぱい、もう出ませんよぅ」

これで終わりにしますか? それとも牛乳を追加しますか? そう続けようとした瞬間、彼女は突然「手」に身体を鷲掴みにされます。

「うっ……!!」

慌てて抗議しようとキッと客を睨みつけます。メイドにはおさわり厳禁がルールの筈です。抗議する暇もなく客は思いっ切り彼女の身体を握りしめました。

(ギュウウウウウウウ!)
「あああ!! く、苦しい!」
「本当にミルクもう出ないの?」

客はまるでテーブルに備え付けの砂糖瓶の中身が切れてしまったのを見るような目で彼女を眺めます。

(ギュウウウウウウウ!)

お腹が、背中が、お尻が。身体全体が怪獣のような力で締め付けられます。

「うぐぐ……、や、やめ」
はやくミルクを出せ!
体内のものが全部出てきそうな圧力。ミルクどころの騒ぎではありません。

(ギュウウウウウウウ!)
「ミ、ミルクなんかいくら搾ったって出るわけ……!」
(ギュウウウウウウウ!)

すると、もう無くなったはずのミルクがおっぱいからタラタラと流れてきました。行き場を失った体中の血が、圧力でおっぱいに押し流されて強制的に濾過されミルクとして垂れてきたのです。さっきまで自分で弄っていたおっぱいは、元のほんのりとした桜色から圧力で赤みを増したエロティックなピンク色に変わっていいます。

「あ、あ、あ。ミルクが……」
「やっぱりまだ出るじゃん。ほら、もっと出せ!
「はひゃうんっ! ふわああああぁぁぁ!!」
彼女の思い通りにならない、彼女の意志ではどうすることもできない「手」。その大きな手は彼女の全身を押し潰します。

身体が押し潰されるのと比例してミルクは乳首からドンドン出てくる。自分で揉んでいて少し敏感になっていた乳が、身体の奥から掛かる圧力で一気に刺激されました。

「っっ!! ひぃあああああぁぁぁぁぁーーっっっ!!」

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握りしめられた苦しさで表面へ浮き出ていた汗は散り、そして、どびゅるるるぅぅっ!! 圧力で乳腺は怒張し、大きく張りを増したピンク色のおっぱいは大量のミルクを噴出させます。乙女の濃く甘い芳香がテーブルの上に立ち込めます。

(ギュウウウウウウウ!)

それでも客は絞るのを止めません。ついには彼女が自分で絞り出す以上の勢いでミルクはコーヒーカップに噴射されました。

「い、いや! なんでミルクがこんなに出てくるの!?」
「ここのコーヒーはやっぱり小女子のミルクじゃないとね。ああ、美味しそう。」

顔も高調して息も荒くなります。身体に掛けられる圧力と、おっぱいと乳首から伝わってくる会館が混ぜこじゃになってクラクラします。ミルクはコーヒーカップに溢れんばかりに噴射され、コーヒーは今や殆ど白に近い色になっていました。

「フンフンフーン~」
客は上機嫌にカップの中をスプーンでかき混ぜました。

彼女は無礼な客にまるでカフェの備品かのように扱われ、練乳のチューブから練乳を絞り出すかのようにミルクを搾り取られたのです!

(ズズズズーーーッ)
「いや~。メグミさんのミルクの入ったコーヒーは美味しいなぁ。」
客はニコニコしながらコーヒーを飲み干しました。

「……そんな! 私は練乳のチューブじゃない! 喫茶店の備品じゃない! どうしてくれるの……」
身体を鷲掴みにされ、中身をミルクとして絞り出された彼女は、おっぱいと頭以外はしわくちゃになってしまっていました。そして絞りだされ終わった後の練乳のチューブのようにテーブルの上に転がっています。身体がひしゃげてしまって、自分の意志で動くこともできません。

「いやぁ、ごめんごめん。」

客は口先だけ謝りますが、別に気にも止めていない様子です。本当に、どうしてくれるんでしょうか。