ひでシスのめもちょ

今度は箱根登山鉄道に乗ってみたいと思っています

#railsgirlskyoto 7thでコーチをしてみたら良かったお話

こんにちは。ひでシスです。2017年3月10日-11日に、Rails Girlsというプログラミング初心者向けのRuby on Rails勉強会にコーチとして参加してきました。

railsgirls.com
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ぼくはこういったオープンソース界隈の活動・イベントに参加するのは初めてです。初めてだったのでドキドキしながら参加してみたら、思ったよりも楽しくて、得るものも大きかったです。

この記事が執筆された時点で、今回のRails Girlsについて

書いていらっしゃいます。
この記事では、ぼくはジェンダー視点と参加者との交流に軸足を置いて個人的な感想を述べたいと思います。

イベントの概要

アファーマティブアクション

Rails Girlsは名前の通り参加者に女性を主眼として置いています。「なんで参加者を女性とする必要があるんだろう……」と思って調べてみたら、アファーマティブアクションの一つであるみたいです。

アファーマティブアクションとは、弱者集団(たとえば民族、人種、出自による差別、性別により不利益を被ったと思われる集団)の不利な現状を歴史的経緯や社会環境を考慮した上で是正するための改善措置を取るという考え方のことです。単に女性だからという理由だけで女性を「優遇」するためのものではなく、これまでの慣行や固定的な性別の役割分担意識などが原因で、女性は男性よりも能力を発揮しにくい環境に置かれている場合に、こうした状況を「是正」するための取組です(出典:Rails Girls)。

簡単に言うと以下の通りです。資本主義が進んでいく中で労働者の再生産(つまり家事労働+出産・育児)はコストが大きかったが故に十分に市場化されることはなく、家に幽閉された女性に押し付けられ不払い労働として搾取されるという構造がありました。こういった歴史的経緯の上にある「女性のIT技術者が少ない」という現状を積極的に是正していくために「女性を主眼として」プログラミングの勉強会をするわけです。


写真を見てもらうとわかるのですが、肉体的な性に関しては、コーチは全て男性、参加者は全員女性でした。オーガナイザーのにゃんこさん(id:nyanco15)も言及していたのですが「IT技術者に女性が少ないという現状がある」とのことです。

ぼくの意見としては、男性が女性に物事を教えるという構造の再生産を避けるために、できればコーチにも女性が居ればよかったんですが……。オーガナイザーの方が女性だったのでそこについてはある程度はクリアという感じではないでしょうか。できるだけそういった感じにならないように配慮はしたつもりです。つまりキャバクラ的な意味合いの「わからな~い」「えー! すごいですねっ」といった発言が発されるような空気ではなく、各人の好奇心と学習を尊重した場作りが為されるようにしたつもりです。
教材に沿って開発を進めますので、わからないところは何でも聞いてくださいという感じですね。

進行

3/10(金)に18:30から参加者のPCに開発環境を用意するインストレーションが行われました。10(土)は10:30からワークショップが開始されました。開発は休憩を挟みつつという感じです。16:30にいったん終了して、懇親会をしました。
参加者:コーチの比率は1:1で、かなりやりやすかったです。大学の情報系の学部でTAの割合が他学部に対して非常に高いという話があるんですが、やはりプログラミング的な話は講義形式よりも懇切丁寧に教える方が理解が早いなぁと思いました。

教材

正直、プログラミング初心者に1日でかっちょよくて実用的なWebアプリを作ってもらうのは無理です。
ぼくは、Rails自体の勉強会は5・4年前にKMCで行ったり、今年も1か月でWebサービスを作る勉強会を行っていたりしました。ここらの勉強会では1回当たり90分で8~15回程度勉強会を行っていたので、サイズ感が違います。

ぼくのチームは、とりあえず作ったWebアプリがHerokuで動くことを目標として進めました。

オフィシャルでかなりいい教材が提供されています。とりあえずインストラクションに従っていればそれっぽいものができるようなガイドですね。
http://railsgirls.jp/railsgirls.jp
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ただ、技術的内容については書いていないので、コーチが説明する必要があります(自学自習には向いていません)。よって、よく理解するにはコーチと参加者のコラボが必要です。

RailsからGemからbundlerからGitまで、各トピックを説明しようとしたら無限に詳しく説明できてしまうので、匙加減に気を付けました。魚の獲り方をもっとよく伝授したかったんですが、時間が限られていて厳しかった部分もあります。ぼくが担当した参加者のmuttanさんは、最初のbundlerのところからかなり詳しく質問されて、好奇心と理解しようという姿勢がよく感じられたので、すごくやりやすかったです。

成果

とりあえずHerokuで動かすことができました。「おめでとうございます!」とくす玉も割りました。よかったですね。
あと最初のRubyRails周りの概念的な話はかなり詳しくできたので、自学自習するための基本的な知識は身に付けていただけたかなぁと。

ぼくも初めての方に上手く説明するという経験をさせていただいて練習になりました。

交流

懇親会

16:30から懇親会が行われました。プログラマーなのでピザを食べます。
写真を探したんですが、みんな疲れていた+達成感の中にあった+ピザのいい匂いが漂う中でずっと我慢していたせいか、あんまり写真がありません。代わりにおやつタイムの写真を載せます。


下記に、懇親会で聞けた色々な話を書きます。

オーガナイジング

イベントの開催経緯や開催方法をid:nyanco15さんやid:Pasta-Kさんに聞きました。なるほど~という感じですね。こういったイベント開催経験者に会って話を聞くことってほとんどないので、貴重な体験です。やはり人脈がモノを言います。

会社外の人との接点

就職したら会社外の人と交流する機会がなかなかないということなんですが、今回のイベントは様々な人と話せてめちゃくちゃよかったです。ぼくは4月から東京なんですが、できればこういったイベントに顔を出せればと思いました。

企業・Web業界の雰囲気

今回スポンサーになっていただいた各企業、すなわちnota inc.(Gyazoの開発元でひでシスの元バイト先)、Hatena、Happy Elementsなどの社員さんといろいろ話をしました。あと転職をどんどんやっていくWeb業界の雰囲気とかですね。SIer・SE業界とWeb業界は雰囲気が違うんですが、参加者の方にもそこら辺の事情を少し知っていただけたかなぁと。

フリーランス

企業の社員として企画などに関わりたいか、フリーランスエンジニアとしてプログラミングの傭兵でありたいかとかいう話です。あと不安定な収入と上手くやっていけるか、自分で営業を掛けられるか、人脈から仕事を貰えるかとかそういう話です。なるほど~~~~~。本当になるほどという感じです。ぼくには社員の方が合ってますね。

最後に

今回コーチになることを誘ってくれたid:Pasta-Kくんには感謝しきりです。本当に良い機会でした。にゃんこさんも、あと他の参加者・コーチの方もお疲れ様でした。はじめはビビっていたんですが、思ったよりも楽しくて、得るものも大きかったです。参加者の人にも楽しんでいただけましたかね。

また他のOSS系のイベントにも参加してみたいな~と思いました。みなさんもこういった活動に興味のある人は試しに友達と一緒に参加してみると楽しいかもしれませんよ! どうもありがとうございました。