インドネシアで風邪を引いたら生薬ジャムーを試す
こんにちは。インドネシア留学中のひでシスです。
5日前ぐらいから疲れから持病の慢性鼻炎が出て鼻が出てて、そのまま対策をせずに過ごしていたら4日前夕方から風邪にかかりました。鼻風邪です。でも研究室には行かなければいけません。
で、その風邪を緩和・治療するのに使ったインドネシアの生薬の紹介です。
ジャムー(Jamu)
ジャムー。ハチミツをベースに数種類の熱帯性植物の生薬を溶かしこんだインドネシアの伝統薬です。
インドネシア在住の人のブログとかを読むと「町中にジャムー売りが居る」みたいな話をよく見るんですが、ぼくの住んでる場所は最近市街域化された元郊外だからか、そんなの見たことないです。
写真のものはインドネシアで有名なジャム‐薬製造会社のシドムンチュル社の製品で、特に風邪をターゲットに配合されたものです。製品名は「TOLAK ANGIN」、日本語に訳すと『風邪お断り』です。
この会社の製品は薬局はもちろんスーパーでもよく見ます。これは近所のスーパーで2.4kIDR、日本円でだいたい20円でした。
端っこの切れ目と少し割いて中身をチュウチュウ吸い出して飲みます。量はスプーン一杯ぐらいで、粘度は少し柔らかいハチミツぐらい。ハチミツの甘味の中に奥深い苦味が混じり合っており、飲み込むとキツいミントの香りが鼻に突き抜けます。これを飲むと一時的に鼻が通るようになったりします。効いてるのかな。とにかく殺菌力はありそう。
他製品
似たようなジャムーは風味や効能の違うものがたくさんあります。
『風邪対策』。コーヒー風味のものですね。ミントは抑えめで、甘みが強くで美味しいです。
『風邪お断り』。一番最初に紹介したFluパッケージのものだけ青色で治療用っぽいので、こっちは日常用でしょう。青色の方がミントがキツいです。
他にも子供向けの製品や、関節痛向け等も見たことがあります。精力系もあるらしいんですがどれなんだろう。
中身
中身は何が入っているんでしょうか。
米、ウイキョウの実、ウイキョウの木、ナツメグ、シナモン、ツボクサ、クローブ、生姜、ニンジン、ミント等々。青い方はエチナセアも入ってます(紫の花)。
ああ、エチナセア!
前に風邪を引いた時にApotekっていうインドネシア伝統療法の薬も西洋医薬も取り扱うタイプの、国内にたくさんある薬局に行ったんですが、エチナセアを処方されたんですよね。1錠100円で。ご飯一食150円の国なのに。
で、Wikipediaとか調べてたんですが、「多くの人が、エキナセアには免疫力を高める効果があると信じている」「臨床研究の結果は、肯定的なものと否定的なものが混在している」ムラサキバレンギク - Wikipediaみたいな感じで、どうやねんって気になりました。そういえばマレーシアで風邪を引いた時も、ホームステイ先の人たちに薬局へ連れて行ってもらってこれを処方された記憶があります。めっちゃ苦いんですよねこれ。ホンマに効くのか? 1錠100円のお金でリンゴとトマトを買って食べて寝てるほうがマシなのでは??
う~ん。
インドネシアで風邪を引く原因
ご飯に野菜が乏しいんですよね。
48時間前。農業技術食堂。ミーアヤムバクソ、テーハンガット。11k IDR. pic.twitter.com/o2V1Jeycal
— 食べシス (@hidesys_eat) 2016年3月6日
10時間前。バリクパパンのメイン・パサール前の中国人の店。チョト・マカッサル、白飯チマキ、エスジュルック2杯。45k IDR. pic.twitter.com/fhBVe9ZKmA
— 食べシス (@hidesys_eat) 2016年3月10日
薬味レベルでしか入っていないことが多い。
それで留学に来た当初は口内炎とかできまくってたのですが、スーパーでトマトを買って朝に食べるようにしてから免疫が強くなりました。トマトは1kg 16.5k IDR(140円)ぐらいです。
結局予防のほうが大切で、帰ってた来た時・食事前の手洗いと鼻を指で触らないこと、それに部屋をキレイに掃除しておくこと(菌はホコリに付着して部屋の中に滞在するので)が重要なんだなぁと思っています。あと疲れを溜めないことか。
まぁ、みなさんもインドネシアに来たら是非ジャムーを試してみてください。わりと美味しいですよ、という記事でした。